井村俊哉【コロナ後の2023年相場予測!注目業界はココ!】

2020年初旬より世界中に猛威を振るいだしたコロナウイルス。

感染症法において、日本では結核やSARS同等の2類に分類されていましたが、
2023年の春を目標に、季節性のインフルエンザと同様の5類に移行する方針で検討に入ってるということで
2年以上続いたマスク生活や一般的な生活スタイルが大きく変わってくる可能性があります。

ある意味、コロナ生活が標準化してしまっている日本ですが、
このコロナの5類移行によって、2023年以降の世界経済、ひいては相場はどのような未来を描くのでしょうか?

今回は、井村俊哉さんが考えるアフターコロナ2023年の相場予測を見ていきたいと思います。

2023年相場予測の前に、感染症5分類って知ってます?

コロナウイルスに限らず、
感染症に関しては感染症法というものが存在し、
その感染力等により5つに分類されております。

その中で、
コロナウイルスはこれまで結核やSARSと同様の2類に分類されていたわけですが、
2023年春ごろを目処に、5類への移行が検討されております。

簡単に言えば、
感染症の危険レベルを下げるという決断です。

まずは、
1類から5類の感染症例を簡単に見ていきましょう。

  • 1類:エボラ出血熱、ペスト等(かかった場合、命の危険性が極めて高い感染症)
  • 2類:結核、SARS等(重症化リスクや感染力が高い感染症)
  • 3類:コレラ、腸チフスなど
  • 4類:サル痘、黄熱病、狂犬病など
  • 5類:季節性インフルエンザ、梅毒など

2類から5類への移行はかなり大きな変化だと思いますが、
実生活においてどのような変化が起こるのでしょうか?

大きなところで言うと、
コロナウイルスに罹った患者や濃厚接触者の行動制限がなくなります。

また、
屋内でのマスク着用推奨も不要になる案が検討されています。
つまり、コロナ前のように、デパートや飲食店、スーパーなどの店内でマスクを着用していなくても利用することができるようになります。

ホリエモンが餃子店といざこざがあったような問題(ひろゆきも介入しよりややこしい問題となりましたが)やピーチの飛行機で問題になったマスク着用に関する問題が無くなる可能性があります。

ルール、制度上は2023年の春を境に変わるかもしれませんが、
2年以上染みついた日本人の生活習慣や不安、同調圧力はどうでしょうか?

なんとなくですが、
漠然とした不安から満員電車などでは自主的にマスクを着用する人が、
2023年春以降も大半であるような気がします。

感染症上の分類が変わろうとも
2年間の間で変わったものは、意外と簡単に元に戻ることはないように思います。

特に、
マスク社会になって逆に都合が良かった人も多かったように思いますので、
そういった生活環境の変化も注目しておく必要があります。

井村俊哉さんが2023年に注目しているトピック、業界とは?

では、
コロナをキッカケに大きな変化が起きそうな2023年ですが、
株式投資をされている方にとっては、金融・経済界の変化も気になりますよね。

そんな中で、
2022年に大きく資産を増やし資産50億円を超える個人投資(2023年以降はファンドマネージャー?)の井村俊哉さんが、
2023年以降の株式投資関連で、どのようなトピックに注目しているのか?どのような業界に注目しているのか?詳しく見ていきたいと思います。

まず1つ目、
2020年に井村さんが発言しているのですが、
「先行きが不透明だからこそ、心の底から応援したいと思える会社を探すのが良い」

お金を増やすぞ!儲けるぞ!というスタンスよりも
良い会社を応援して長期的な目線で投資しよう!ということですよね。

結果的に、
2023年という約3年後の現在としては、
2020年4月前後の底値から多くの企業が株価を上昇させていますよね。

続いては、
2023年1月の発信です。

2023年に注目すべきトピックと題して、、、

1.金融政策正常化を挙げています。

マイナス金利の動向や日銀総裁人事の後任人事が注目されるというわけです。

2.アクティビスト活発化

いわゆる『物言う株主』の提案数が過去最高を記録し、企業側も株主をより一層無視できなくなった。
PBRやROEへの意識が高まる。

3.株主還元の強化

アメリカに比べ日本の上場企業は還元余力が余っているという点。
仮に日本の企業が内部留保から還元を強化する動きが出てくれば日本株が強くなる!

 

こちらも2023年1月の情報。

石炭等エネルギー関連で、
調整力のある火力発電が再注目されるのでは?という意見。

また、
2023年に開催されるG20の議長国は石炭頼みの電力供給であるインドであるとも謳っている。

 

つまり、
まとめますと業界としては、
地方銀行(地銀)を中心とした金融関連』や『火力・石炭などエネルギー関連』ということですね。

井村氏の銘柄を追うのではなく、森の半歩先を自分の頭で考えるクセをつけよう

井村さんも言っていますが、
間違った成功体験は、今後の成功における足かせになる可能性がある。と言っています。

つまり、
適当に買った株や誰かの推奨銘柄にイナゴして買った株が
たまたま値上がりすることで利益を手にできたとしてもそれは1度限りのラッキーパンチ。

次も同じように利益に出来るかわかりませんし、
長期的に見ると間違った方向に癖がついてしまう可能性すらあります。

大事なことは、
『再現性』です。

井村さんが大株主になった銘柄を後追いイナゴするだけでは何も意味がありません。

なぜその企業に注目したのか?

なぜそのタイミングで購入したのか?

銘柄に右往左往させられるのではなく、
購入に至った背景に注目する必要があります。